【おやすみ前の聖書】11_雪の白さ 2020.03.30
皆さん、こんばんは。昨日は、東京でこの時期としては51年ぶりの雪でした。皆様のお住まいのところは、雪の被害などなかったでしょうか?今日も、まだだいぶ家の周りには、雪が残っていて、肌寒い一日でした。雪が降ったときの、あの静かな感じが私は、とても好きです。私のDNAを受け継ぐ娘も、楽しそうに人生で初めてみる雪を眺めていました。彼女の目にはこの雪はどのように映ったのでしょうか?
私が雪を見ると必ず、思い出す有名な聖句があります。
主は言われる、さあ、われわれは互に論じよう。たといあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ。紅のように赤くても、羊の毛のようになるのだ。
もし、あなたがたが快く従うなら、地の良き物を食べることができる。
罪は緋のようであってもとある、”緋”とは、緋色のことです。この色は、二度染めした深紅の色です。私達は先天的に遺伝的に、いろいろな欠点を持っています。そして、それが私達の選択によって習慣となり、品性となり、決して変えられないような罪として、私達を縛っています。私達の罪は、二度染めされてしっかりと染まっています。
この状況をイザヤは、次のように表現しました。
あなたがたは、どうして重ね重ねそむいて、なおも打たれようとするのか。その頭はことごとく病み、その心は全く弱りはてている。足のうらから頭まで、完全なところがなく、傷と打ち傷と生傷ばかりだ。
イザヤ1:5-6
この聖句は、私達の心の状態を表しています。全く望みがない状態だというのです。
しかし、それでも、希望があります。
神様が、私達の罪が、緋色に染まり切っていても、雪のように白くしてくださると約束しておられるからです。
私達を罪から救ってくださるのは、イエス・キリストだけです。この方は、私達の代わりに、私達が過去犯してきた全ての罪の刑罰を負ってくださいました。それによって私達は、許されました。そして、その同じイエス様は、私達が今日、罪に勝利できるように力を与えてくださるのです。
もっとましな人間になってから、自分で悔い改めを深めてから、などと思わないでください。
今日、私達はこの過去の罪の赦しを受けることができ、今日、罪から勝利する力をイエス様から受けることができるからです。決して偽ることのない、真理であるイエス様は、こう約束されています。
わたしに来る者を決して拒みはしない。
ヨハネ6:37
イエス様が、そう言われるならその通りなのです。イエス様は、どのような人も拒まれることはありません。私達の教会の子供が、毎日「白い心になれますように」とお祈りしていると、お母さまからお聞きしました。それを聞いて、私の胸があたたかくなりました。
私達も子供のように、そしてダビデが心の清さを求めたように、祈りたいと思います。
ヒソプをもって、わたしを清めてください、わたしは清くなるでしょう。わたしを洗ってください、わたしは雪よりも白くなるでしょう。
詩篇51:7
このような祈りに神様は、こう答えられます。
イザヤ44:21-22
ヤコブよ、イスラエルよ、これらの事を心にとめよ。あなたはわがしもべだから。わたしはあなたを造った、あなたはわがしもべだ。イスラエルよ、わたしはあなたを忘れない。わたしはあなたのとがを雲のように吹き払い、あなたの罪を霧のように消した。わたしに立ち返れ、わたしはあなたをあがなったから。
家の周りにうっすらと残る雪が溶けて、消えてしまう前に、今夜、この経験が皆様のものとなりますように、お祈りさせていただきます。
また、お会いしましょう。