【おやすみ前の聖書】10_デンマルク国のお話 

お休み前の聖書
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【おやすみ前の聖書】10_デンマルク国のお話    2020.03.26

【おやすみ前の聖書】10_デンマルク国のお話

皆さん、こんばんは。

本日3月26日は、故・内村鑑三先生の誕生日です。ということで、今日は内村鑑三先生の著書の中にあるデンマルク国の話という短い記事を要約して、ご紹介します。

これは、アンデルセン童話などで、有名な北欧の国デンマークのお話です。

デンマークは、1864年の戦争でドイツ、オーストリアとの戦争に敗れます。そして、補償として、デンマークの最良の地である二か所を奪われてしまいます。残った土地は、砂漠ばかりで人々は希望を失います。『デンマークに最悪の日が訪れた』これが国民のあいさつの言葉となってしまいました。

しかし、ただ一人、その最悪の日にも勇気を失わない男がいました。彼の名前は、ダルカス。あのユグノー教徒を祖先にもつ人物です。彼は、同じ状況にあっても、預言者イザヤのように、希望を失わずこのように言いました。『失った領地を嘆くより、国内を豊かにしよう。僕たちが生きているうちに、ユトランドの砂漠をバラの花の咲くところにしようではないか!』敵国に復讐するかわりに、鋤と鍬で自分の国の砂漠を田地とすることで、国を復興させようと考えたのです。彼は、この夢の実現のためにこの砂漠に木を植えることにします。

たゆまぬ研究の結果、この砂漠に合う木は、ノルウェー産の樅の木であることが分かりました。しかし、これを植林すると成長はするものの数年で枯れてしまいました。彼は、さらに研究して、アルプス産の小樅を一緒に植えることを思いつきます。この方法が功を奏し、二種類の樅は、一緒に成長していき、枯れなかったのです。

デンマークに希望の緑の野が出現します。しかし、緑の野はできても、緑の林にはならなかったのです。樅は、枯れることはなくなっても成長もあるところで止まってしまったのです。実は、小樅は、ある程度までは樅の成長を促すのですが、ある程度まで行くと、今度は樅の成長を阻んでしまっていたのです。

この事実を、彼の息子がつきとめます。そこで、樅が成長したら小樅は切り払うことにしました。すると樅は、どんどんと成長したのです。こうして、ユトランドの砂漠は、一変しました。砂漠に森が出現したのです。この植林によって洪水はなくなり、気候も温暖になり、この森によって海岸からの砂ぼこりは防げるようになりました。

森による変化はこれだけではなかったのです。この一人の勇敢な人物の存在によって、デンマークの国民の心が変わっていったのです。すっかり失望していた彼らの心に希望がともりました。信仰の自由という財産を祖先から受け継いでいたこのデンマーク人の志、希望、信仰は、他の人に伝わり、一国を復興させたのです。しかもその方法は、他国の土地を奪うのではなく、自分の国の砂漠に木を植えて、それを森に変するというものでした。

私は、この話にとても勇気づけられましたが、皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか?困難な時に希望を失わないようにする信仰の力の良い例証です。日本は、キリスト教が不毛の地だといわれています。私は、そのように思いません。正しいキリスト教が伝わっていなことが問題だと思います。

この最も失望させられるような時代こそ、主のために働くべき時です。希望を失わず、真理の種を蒔いて行きましょう。

荒野と、かわいた地とは楽しみ、さばくは喜びて花咲き、さふらんのように、さかんに花咲き、かつ喜び楽しみ、かつ歌う。これにレバノンの栄えが与えられ、カルメルおよびシャロンの麗しさが与えられる。彼らは主の栄光を見、われわれの神の麗しさを見る。

また、この時間にお会いしましょう。

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