【聖句から学ぶ聖書】第37課 世界に対する預言

聖句から学ぶ聖書
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第37課 世界に対する預言

≪ネブカデネザル王の夢≫

1.バビロン王ネブカデネザルは召集した賢者たちに何と言いましたか?

王は彼らにむかって、「わたしは夢を見たが、その夢を知ろうと心に思い悩んでいる」と言ったので-

ダニエル書2:3

2.もし賢者たちが夢と解き明かしを知らせることができなければ死ぬことになるという脅しを受けた後、彼らは王に何と言いましたか?

カルデヤびとらは王の前に答えて言った、「世の中には王のその要求に応じうる者はひとりもありません。どんな大いなる力ある王でも、このような事を、博士、法術士、カルデヤびとに尋ねた者はありませんでした。王の尋ねられる事はむずかしい事であって、肉なる者と共におられない神々を除いては、王の前にこれを示しうる者はないでしょう」。

ダニエル書2:10,11

3.賢者たちが無能さを告白した後、誰がその夢を解き明かすと言いましたか?

ダニエルは王のところへはいっていって、その解き明かしを示すために、しばらくの時を与えられるよう王に願った。

ダニエル書2:16

4.ダニエルたちが神様に熱烈に求めた時、その夢と解き明かしがダニエルにどのように啓示されましたか?

ついに夜の幻のうちにこの秘密がダニエルに示されたので、ダニエルは天の神をほめたたえた。

ダニエル書2:19

5.王の前に呼ばれて来た時、ダニエルは何と言いましたか?

ダニエルは王に答えて言った、「王が求められる秘密は、知者、法術士、博士、占い師など、これを王に示すことはできません。しかし秘密をあらわすひとりの神が天におられます。彼は後の日に起るべき事を、ネブカデネザル王に知らされたのです。あなたの夢と、あなたが床にあって見た脳中の幻はこれです。

ダニエル書2:27,28

6.ダニエルは王が夢の中で何を見たと言いましたか?

しかし秘密をあらわすひとりの神が天におられます。彼は後の日に起るべき事を、ネブカデネザル王に知らされたのです。あなたの夢と、あなたが床にあって見た脳中の幻はこれです。王よ、あなたが床におられたとき、この後どんな事があろうかと、思いまわされたが、秘密をあらわされるかたが、将来どんな事が起るかを、あなたに知らされたのです。この秘密をわたしにあらわされたのは、すべての生ける者にまさって、わたしに知恵があるためではなく、ただその解き明かしを、王にお知らせすることによって、あなたが心に思われたことを、お知りになるためです。王よ、あなたは一つの大いなる像が、あなたの前に立っているのを見られました。その像は大きく、非常に光り輝いて、恐ろしい外観をもっていました。

ダニエル書2:28~31

7.像はどのようなもので作られていましたか?

その像の頭は純金、胸と両腕とは銀、腹と、ももとは青銅、すねは鉄、足の一部は鉄、一部は粘土です。

ダニエル書2:32,33

あなたが見ておられたとき、一つの石が人手によらずに切り出されて、その像の鉄と粘土との足を撃ち、これを砕きました。

ダニエル書2:34

8.像は何によって粉砕されましたか?

9.像の各部分はどうなりましたか?

こうして鉄と、粘土と、青銅と、銀と、金とはみな共に砕けて、夏の打ち場のもみがらのようになり、風に吹き払われて、あとかたもなくなりました。ところがその像を撃った石は、大きな山となって全地に満ちました。

ダニエル書2:35

≪夢に対するダニエルの解き明かし≫

10.ダニエルはどのような言葉で夢を解き明かし始めましたか?

王よ、あなたは諸王の王であって、天の神はあなたに国と力と勢いと栄えとを賜い、 また人の子ら、野の獣、空の鳥はどこにいるものでも、皆これをあなたの手に与えて、ことごとく治めさせられました。あなたはあの金の頭です。

ダニエル書2:37,38

ノート: 新バビロニア帝国の特徴は、夢の中で示された像の金の頭によって適切に象徴されています。それは「黄金の国の黄金時代」でした。首都バビロンは歴史上比類のない壮大さと壮麗さを誇っていました。

11.次の王国の特徴については何と言いましたか?

あなたの後にあなたに劣る一つの国が起ります。

ダニエル書2:39

12.最後のバビロン王は誰でしたか?

カルデヤびとの王ベルシャザルは、その夜のうちに殺され、メデアびとダリヨスが、その国を受けた。この時ダリヨスは、おおよそ六十二歳であった。

ダニエル書5:30,31

13.ベルシャザルの王国は誰に渡りましたか?

ペレスは、あなたの国が分かたれて、メデアとペルシャの人々に与えられることをいうのです。

ダニエル書5:28

14.メデア・ペルシャ王国は大きな像の何によって象徴されていましたか?

その像の頭は純金、胸と両腕とは銀-

ダニエル書2:32

15.次にメデア・ペルシャ王国を継承したギリシャ、つまりマケドニア帝国はどのように象徴されていましたか?

腹と、ももとは青銅-

ダニエル書2:32

あなたの後にあなたに劣る一つの国が起ります。また第三に青銅の国が起って、全世界を治めるようになります。

ダニエル書2:39

ノート: ペルシャが滅びギリシャが次の世界帝国になることは、神様のご計画だったことがダニエル8章5~8,20,21節にはっきりと述べられています。

16.第四の王国について何と言われていますか?

第四の国は鉄のように強いでしょう。鉄はよくすべての物をこわし砕くからです。鉄がこれらをことごとく打ち砕くように、その国はこわし砕くでしょう。

ダニエル書2:40

ノート: アレキサンダー大王が建設した、ギリシャ帝国から分裂した国々を吸収した世界的強大国はローマであったことがよく知られています。

17.キリスト当時誰が世界を支配していましたか?

そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。

ルカによる福音書2:1

ノート: ローマの世界征服を描写するのに、歴史家ギボン(Gibbon)はダニエル2章の幻で用いられたイメージを使用しています。彼は次のように言います。「共和国の軍隊は小さな戦いでは時々敗北したが、大戦ではいつも勝利を収め、ドナウ川、ライン川そして大洋まで迅速にヨーロッパへ進撃して行った。国々と彼らの王たちを代表するために使用したであろう金や銀、または青銅の像はローマの鉄の君主制によって順番に崩壊した」。-The History of the Decline and Fall of the Roman Empire,chap.38 1par.under “General Observations,”at the close of the chapter.

18.像の足と足の指が粘土と鉄で混じっていたのは何を表しましたか?

あなたはその足と足の指を見られましたが、その一部は陶器師の粘土、一部は鉄であったので、それは分裂した国をさします。しかしあなたが鉄と粘土との混じったのを見られたように、その国には鉄の強さがあるでしょう。

ダニエル書2:41

ノート: ローマ帝国を征服したゲルマン民族などが現代のヨーロッパ国家になる王国を形成しました。

19.ローマ帝国が分裂してできた十の王国の力関係がどのように表現されていますか?

その足の指の一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。

ダニエル書2:42

20.分裂したローマ帝国を再統合しようとするどんな努力がありますか?

あなたが鉄と粘土との混じったのを見られたように、それらは婚姻によって、互に混ざるでしょう。しかし鉄と粘土とは相混じらないように、かれとこれと相合することはありません。

ダニエル書2:43

ノート: シャルルマーニュ大帝、カール5世、ルイ4世、ナポレオン、カイゼル・ウィルヘルムおよびヒトラーなどは分裂したローマ帝国を再統合しようと努力しましたが失敗しました。分裂した王国を結合させるために婚姻関係を通した王族間のつながりが形成されましたが、成功しませんでした。分裂の要素は聖書の預言通り今もなお残っています。紀元後476年西ローマ帝国の滅亡以後、ヨーロッパで多くの政治的革命や領土の変更が起こりましたが、分裂した国家は今も変わらずそのまま残っています。この驚くべき夢は、ダニエルが解き明かした通りに、ネブカデネザルの時代から地上歴史の終結と神様の永遠の王国が立てられる時までの、一連の地上の帝国の移り変わりを最も簡単な形で、しかし誤解の余地なくはっきりと示しているのです。世界史はその預言を確証しています。バビロンはこの夢を見た時であるB.C603年ごろ中心的な世界的強大国でした。それに続くペルシャ帝国はメディアまで併合してB.C538年に建国されました。(*大部分の歴史家たちはその都の陥落をその前年であるB.C539年後半にしています)。

B.C331年アベルラの戦いでのギリシャ軍の勝利によってペルシャ帝国は滅亡し、マケドニアのギリシャは確実にその時代の世界最強国となりました。しかし、B.C168年マケドニアのピドナの戦い以降、世界のどんな勢力もローマに立ち向かうことはできなくなりました。したがって、その時から世界の主導権はローマに移ったのです。第四番目の鉄の国が樹立しました。やがてローマは十の王国に分裂しましたが、そのことはダニエル7章に記録された幻を通して預言されていました。それはA.D.476年に起こりました。

21.この王国の時代にどんなことが起こりますか?

それらの王たちの世に、天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく、その主権は他の民にわたされず、かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです。

ダニエル書2:44

ノート: この聖句は宇宙的な王国、すなわち神様の栄光の王国の樹立を預言しています。この王国は既存のあらゆる王国を倒して設立され、永遠に至るでしょう。この王国が樹立されるのは「それらの王たちの世」です。これは先の預言された四つの帝国のことではありません。なぜならそれらは最終時代の国々ではないからです。同様にキリスト初臨の時期に建てられた王国でもありません。なぜならローマ帝国の崩壊から起こった十の王国はまだ存在していないからです。したがってそれはローマから分裂した王国や国々である、現在のヨーロッパの国家時代について言及されているものとみなければなりません。したがってこの最後の王国はまだ未来のことになります。

22.新約のどのような聖句が、神様の王国の樹立を宣言していますか?

第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、「この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう」。

ヨハネの黙示録11:15

23.私たちは何のために祈りなさいと教えられていますか?

御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。マタイによる福音書6:10

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