- 第31課 キリストの務めと教え
- 1.バプテスマのヨハネはどんな言葉でキリストの公生涯の開始を知らせましたか?
- 2.イエス様が活動を始められたのは何歳ぐらいからでしたか?
- 3.イエス様はどのような奇跡的な啓示によって働きを始められましたか?
- 4.イエス様は公生涯に入られる前にどのような経験を通られましたか?
- 5.イエス様が聖霊を注がれたのは何をなさるためでしたか?
- 6.イエス様はどこで多くの務めを行なわれましたか?
- 7.イエス様はナザレでご自身の使命をどのように宣べ伝えられましたか?
- 8.人々はイエス様の教えにどれほど感動を受けましたか?
- 9.カペナウムで人々はイエス様の教えにどのように反応しましたか?
- 10.イエス様の教えは律法学者たちの教えとどう違いましたか?
- 11.民はキリストの教えをどのように聞きましたか?
- 12.イエス様は教えるだけでなく同時に何をされましたか?
- 14.イエス様は人々に対してどれほど深い同情心をもたれましたか?
- 15.イエス様はご自身の働きの目的をどのように要約されましたか?
- 16.キリストは悔い改めないエルサレムに対してどのように感じられましたか?
- 1.大祭司たちとパリサイ人たちがイエス様を捕らえて来るように送った役人たちはどのように報告しましたか?
- 2.キリストは民にどのように教えられましたか?
- 3.キリストの教えはなぜ感動的でしたか?
- 4.イエス様は何に満ちあふれておられましたか?
- 5.聖霊はイエス様にどれほど惜しみなく注がれましたか?
- 6.キリストがたとえで教えられることがどのように預言されていましたか?
- 7.詩篇のみ言葉はどのように成就しましたか?
- 8.キリストの驚くべき教えはどんな疑問を呼び起こしましたか?
- 9.イザヤはキリストが律法をどのようになさると預言しましたか?
- 10.イエス様は律法を廃止するためではなく、どうするために来たと言われましたか? それはどのようなことですか?
- 11.ニコデモはイエス様をどのような方と考えていましたか?
- 12.サマリヤの女はイエス様をどのような方と考えましたか?
- 14.復活されたキリストは、弟子たちに何を悟らせようとされましたか? それはどのようなことでしたか?
- 15.イエス様は弟子たちに預言の成就を通して何をするように勧告されましたか?
第31課 キリストの務めと教え
キリストの務め
1.バプテスマのヨハネはどんな言葉でキリストの公生涯の開始を知らせましたか?
わたしは悔改めのために、水でおまえたちにバプテスマを授けている。しかし、わたしのあとから来る人はわたしよりも力のあるかたで、わたしはそのくつをぬがせてあげる値うちもない。このかたは、聖霊と火とによっておまえたちにバプテスマをお授けになるであろう。
マタイによる福音書3:11
2.イエス様が活動を始められたのは何歳ぐらいからでしたか?
イエスが宣教をはじめられたのは、年およそ三十歳の時であって、人々の考えによれば、ヨセフの子であった。
ルカによる福音書3:23
3.イエス様はどのような奇跡的な啓示によって働きを始められましたか?
そのころ、イエスはガリラヤのナザレから出てきて、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。そして、水の中から上がられるとすぐ、天が裂けて、聖霊がはとのように自分に下って来るのを、ごらんになった。すると天から声があった、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。
マルコによる福音書1:9~11
4.イエス様は公生涯に入られる前にどのような経験を通られましたか?
それからすぐに、御霊がイエスを荒野に追いやった。イエスは四十日のあいだ荒野にいて、サタンの試みにあわれた。そして獣もそこにいたが、御使たちはイエスに仕えていた。
マルコによる福音書1:12,13(マタイによる福音書4:1~11;ルカによる福音書4:1~13参照)
5.イエス様が聖霊を注がれたのは何をなさるためでしたか?
神はナザレのイエスに聖霊と力とを注がれました。このイエスは、神が共におられるので、よい働きをしながら、また悪魔に押えつけられている人々をことごとくいやしながら、巡回されました。
使徒行伝10:38
6.イエス様はどこで多くの務めを行なわれましたか?
それからイエスは御霊の力に満ちあふれてガリラヤへ帰られると、そのうわさがその地方全体にひろまった。イエスは諸会堂で教え、みんなの者から尊敬をお受けになった。
ルカによる福音書4:14,15
7.イエス様はナザレでご自身の使命をどのように宣べ伝えられましたか?
それからお育ちになったナザレに行き、安息日にいつものように会堂にはいり、聖書を朗読しようとして立たれた。すると預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を出された、「主の御霊がわたしに宿っている。貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために、わたしを聖別してくださったからである。主はわたしをつかわして、囚人が解放され、盲人の目が開かれることを告げ知らせ、打ちひしがれている者に自由を得させ、主のめぐみの年を告げ知らせるのである」。イエスは聖書を巻いて係りの者に返し、席に着かれると、会堂にいるみんなの者の目がイエスに注がれた。そこでイエスは、「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」と説きはじめられた。
ルカによる福音書4:16~21
8.人々はイエス様の教えにどれほど感動を受けましたか?
すると、彼らはみなイエスをほめ、またその口から出て来るめぐみの言葉に感嘆して言った、「この人はヨセフの子ではないか」。
ルカによる福音書4:22
9.カペナウムで人々はイエス様の教えにどのように反応しましたか?
それから、イエスはガリラヤの町カペナウムに下って行かれた。そして安息日になると、人々をお教えになったが、その言葉に権威があったので、彼らはその教に驚いた。
ルカによる福音書4:31,32
10.イエス様の教えは律法学者たちの教えとどう違いましたか?
イエスがこれらの言を語り終えられると、群衆はその教にひどく驚いた。それは律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。
マタイによる福音書7:28,29
11.民はキリストの教えをどのように聞きましたか?
このように、ダビデ自身がキリストを主と呼んでいる。それなら、どうしてキリストはダビデの子であろうか。大ぜいの群衆は、喜んでイエスに耳を傾けていた。
マルコによる福音書12:37
12.イエス様は教えるだけでなく同時に何をされましたか?
イエスはガリラヤの全地を巡り歩いて、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいをおいやしになった。
マタイによる福音書4:23
ノート:イエス様は福音の宣教と共に、実際的ないやしのわざを行われました。
13.イエス様の名声はどれほど広がり、どれほど多くの人々が集まってきましたか?
そこで、その評判はシリヤ全地にひろまり、人々があらゆる病にかかっている者、すなわち、いろいろの病気と苦しみとに悩んでいる者、悪霊につかれている者、てんかん、中風の者などをイエスのところに連れてきたので、これらの人々をおいやしになった。こうして、ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ及びヨルダンの向こうから、おびただしい群衆がきてイエスに従った。
マタイによる福音書4:24,25
14.イエス様は人々に対してどれほど深い同情心をもたれましたか?
また群衆が飼う者のない羊のように弱り果てて、倒れているのをごらんになって、彼らを深くあわれまれた。イエスは舟から上がって、大ぜいの群衆をごらんになり、彼らを深くあわれんで、そのうちの病人たちをおいやしになった。
マタイによる福音書9:36;14:14
15.イエス様はご自身の働きの目的をどのように要約されましたか?
人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである。
ルカによる福音書19:10
16.キリストは悔い改めないエルサレムに対してどのように感じられましたか?
いよいよ都の近くにきて、それが見えたとき、そのために泣いて言われた。
ルカによる福音書19:41
≪キリストの教え≫
1.大祭司たちとパリサイ人たちがイエス様を捕らえて来るように送った役人たちはどのように報告しましたか?
下役どもは答えた、「この人の語るように語った者は、これまでにありませんでした」。
ヨハネによる福音書7:46
2.キリストは民にどのように教えられましたか?
それは律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。
マタイによる福音書7:29
3.キリストの教えはなぜ感動的でしたか?
その言葉に権威があったので、彼らはその教に驚いた。
ルカによる福音書4:32
4.イエス様は何に満ちあふれておられましたか?
さて、イエスは聖霊に満ちてヨルダン川から帰り。
ルカによる福音書4:1
5.聖霊はイエス様にどれほど惜しみなく注がれましたか?
神がおつかわしになったかたは、神の言葉を語る。神は聖霊を限りなく賜うからである。ヨハネによる福音書3:34
6.キリストがたとえで教えられることがどのように預言されていましたか?
わたしは口を開いて、たとえを語り、いにしえからの、なぞを語ろう。
詩篇78:2
ノート:「私たちの救い主のたとえは、明瞭さと純潔性と高潔性と明瞭性と教訓の重要性と単純性において、ほかのどのようなたとえよりすぐれています。それらは主に日常生活の中から引かれたものです。したがってあらゆる人々が理解することができます」。-アルバート・バンズ
7.詩篇のみ言葉はどのように成就しましたか?
イエスはこれらのことをすべて、譬で群衆に語られた。譬によらないでは何事も彼らに語られなかった。
マタイによる福音書13:34
ノート:たとえ話は具体的な話題を通して真理をわかりやすく伝えることができます。年配者も若者もたとえ話を聞くことが好きです。たとえ話は人々の興味をそそり、注意を引き、教え、説明し、重要な教えを周知させるとても有効な方法の一つです。あらゆる教師の中で最も偉大な教師であるキリストは、そのことを知っておられたので、たとえ話を教訓の手段としてしばしば用いられました。
8.キリストの驚くべき教えはどんな疑問を呼び起こしましたか?
そして郷里に行き、会堂で人々を教えられたところ、彼らは驚いて言った、「この人は、この知恵とこれらの力あるわざとを、どこで習ってきたのか」。
マタイによる福音書13:54
9.イザヤはキリストが律法をどのようになさると預言しましたか?
主はおのれの義のために、その教を大いなるものとし、かつ光栄あるものとすることを喜ばれた。
イザヤ書42:21
10.イエス様は律法を廃止するためではなく、どうするために来たと言われましたか? それはどのようなことですか?
わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。それだから、これらの最も小さいいましめの一つでも破り、またそうするように人に教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろう。しかし、これをおこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と呼ばれるであろう。わたしは言っておく。あなたがたの義が律法学者やパリサイ人の義にまさっていなければ、決して天国に、はいることはできない。
マタイによる福音書5:17-20
11.ニコデモはイエス様をどのような方と考えていましたか?
この人が夜イエスのもとにきて言った、「先生、わたしたちはあなたが神からこられた教師であることを知っています。神がご一緒でないなら、あなたがなさっておられるようなしるしは、だれにもできはしません」。
ヨハネによる福音書3:2
12.サマリヤの女はイエス様をどのような方と考えましたか?
この女は水がめをそのままそこに置いて町に行き、人々に言った、「わたしのしたことを何もかも、言いあてた人がいます。さあ、見にきてごらんなさい。もしかしたら、この人がキリストかも知れません」。
ヨハネによる福音書4:28,29
13.エマオ途上の二人の弟子は復活されたキリストとの対話を通してどれほど感動を受けましたか?
彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、また聖書を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」。
ルカによる福音書24:32
14.復活されたキリストは、弟子たちに何を悟らせようとされましたか? それはどのようなことでしたか?
こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。それから彼らに対して言われた、「わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する」。そこでイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて
ルカによる福音書24:27,44,45
15.イエス様は弟子たちに預言の成就を通して何をするように勧告されましたか?
預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。
マタイによる福音書24:15,16